「MUP(番外編)」なぜ、WHY(なぜ)を考えない?(2020年配信) 


普段の生活の中で、
忘れてしまいがちな問いかけ。

「WHY(なぜ)」

なぜ、それをするのか?
なぜ、そうしたのか?
なぜ、〇〇なのか?

ついつい、受け身になってしまい、
言われたことをやる、
誰かが考えてくれたこと、
誰かが決めたことについていく、
そんなことが多々あります。

以前に、MUPカレッジの中で、
竹花さんが、
「WHY→HOW→WHAT」について
話していました。

改めて、その内容を読み直しながら、
加筆修正しました。
ある方のスピーチ内容を
自分が理解できるように書いています。
※竹花さんが話していた内容ではありません。

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■なぜ(WHY)を分かっていない

なぜ?
(WHY)

どうやって?
(HOW)

何を?
(WHAT)

この順番によって、
「強力な組織やリーダーが、
他にはない力を得るのか」
が説明できます。


世の中の誰でも、
どの組織でも、

自分たちが
「何(WHAT)をしているか」
は理解しています。

「どうやって(HOW)やるのか」
を理解している人もいます。

差別化する価値の提案や
固有のプロセスや、
独自の販売方法かもしれません。


でも、
「なぜ(WHY)やっているのか」

が、分かっている人や組織は
とても少ないのです。

「なぜ(WHY)」
は 目的を問われています。


何のために?
何が原因か?
何を信じているのか? 
その組織の存在する理由は何か? 
何のために朝起きるのか?
なぜ、それが大事なのか? 


■人は、「なぜ」に動かされる

実際のところ、
私達が考えて、行動し、伝える、
というやり方は、
「外から中へ」
です。

明確なものから
曖昧なものへ向かうのです。

でも、飛び抜けたリーダーや
飛び抜けた組織は 、
その大きさや業界に関わらず、
考えて、行動し、伝える時に、
「中から外へ」
と向かいます。


例えば、
アップルが他の会社と同じだとしたら、
こんなCM(コマーシャル)を作るでしょう。

 「我々のコンピュータは、
素晴らしく美しいデザインで、
簡単に使えます。
ひとつ、いかがですか?」

→「結構です。」
となりそうですね。


ただ、ほとんどの営業マンは、
こんなふうに伝えており、
私達の対話のほとんどが
こんな感じになっていると思います。


何をして、どう違い、
どう優れているか、を述べ、
相手に何かしらの行動を期待します。


「これが私達の車の新しいモデルです。
低燃費で、シートは革張り、いかがですか?」

これでは心を動かされません。


アップルなら、こんな風に伝えます。

「我々のすることはすべて、
世界を変える、という信念で行っています。
違う考え方にこそ、価値がある。
と信じています。
私たちが世界を変える手段は、
美しくデザインされ、
簡単に使えて、
親しみやすい製品です。

こうして素晴らしい
コンピュータができあがりました。」


どうでしょうか。
ちょっと欲しくなりませんか?

全然違いますよね。

同じ内容を伝えているけれども、
どこが違うと思いますか。

前の内容と
今回の内容でしたことは、 
「情報の伝える順番を逆にする」
ことでした。


これが示すことのは、
人は
「何を」
ではなく、

 「なぜ」
に動かされる。
ということです。


人は「何を」ではなく、
 「なぜ」で購入するのです。


だから、
誰もが安心して
アップルからコンピュータを買っているのです。

でも、
アップルは単なるコンピュータ会社です。

アップルと他社とで、
何か仕組みが違うわけではありません。

競合会社にだって
同様の製品を作る力があります。
でも、みんなアップルから買うのです。

それは、人は「何を」ではなく、
「なぜ」に動かされるのです。

「自分が提供するものを必要とする人」と
ビジネスするのではなく、

「自分の信じることを信じる人」と
ビジネスすることを目標とすべきなのです。


■「なぜ」に動かされるのは、生物の仕組みである

このことで、一番肝心なのは
全ては生物学の原理に
基づいていることです。

心理学ではなく、生物学です。

ヒトの脳の断面を上から見ると、
脳は3つの主要な部位に、
分かれているのが分かります。

一番新しいホモサピエンスの脳は
大脳新皮質であり、
「何を」のレベルに対応します。

新皮質は合理的、
分析的な思考と言語を司ります。

内側の二つは大脳辺縁系に対応し
これは感情、信頼、忠誠心などを司ります。
またヒトの行動を司り
全ての意思決定を行います。

ですが、言語能力はありません。


言い換えると、
「外から中へ」
のコミュニケーションを行っているとき、
確かに大量の複雑な情報を理解できます。
機能やメリットや事実や数値などです。

しかし、
行動につながりません。
「中から外へ」
のコミュニケーションを行っているときには、
行動を制御する脳の部分と
直接コミュニケーションすることが出来ます。

言葉や行為によって、
理由付けは、後からすることができます。

直感的な決定は、ここから生まれます。
時には誰かに、
あらゆる事実やデータを伝えても、
「細かい事実は分かったけど
どうも納得感が得られない」
と言われることがあります。

どうして、
ここで「(納得)感」なのでしょうか。


理由は、
脳の意思決定をする部位は、
言葉を扱えないからです。

せいぜい
「分からないけど、納得 “感” がない」
という言葉なのです。

すべては大脳辺縁系で起きています。 
辺縁系は、意思決定を司り、言語は担当しません。

人々は
「なぜ、やっているのか」
に反応するのに、

「なぜ、やっているのか」
を自分で分かっていない。


■最後に

自分の商品を
必要とする人に売るのではなく、
自分が信じるものを信じてくれる人に
売ることを目指すべきです。

単に仕事を求めている人を雇うのではなく、
自分の信念を信じてくれる人を
雇うことを目指すべきです。


仕事ができるというだけの理由で
採用した人は、
お金のために働くでしょう。

しかし、
あなたの信念を信じてくれる人を雇えば、
その人は血と汗と涙を流して働くのです。


「リーダー」と「導く人」は違います。
「リーダー」というのは権威や権力の座にある人です。
でも、「導く人」というのは皆を動かすのです。

個人であれ、組織であれ、
我々が「導く人」に従うのは、
そうしなければならないからではなく、
そうしたいからです。

「導く人」に従うのは、
彼らのためでなく、
自分自身のためです。


そして、
「なぜ」から始める人が、
周りの人を動かし、
さらに、周りを動かす人を
見出せる力を持つのです。

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■株式会社Lim
https://www.youtube.com/channel/UCSwW7Cgtn1Bq74YGiIY2UFg?view_as=subscriber

■【大企業リストラ時代】3年以内にほとんどがリストラに!論理的に証明(2020年最新)
https://www.youtube.com/watch?v=bgdGnutDfpY

■社会人の学校MUPカレッジ
https://www.takakitakehana.com/mup

■竹花貴騎(takaki_takehana)さんインスタグラム
https://www.instagram.com/takaki_takehana/


■まさゆきさん
まさゆきさんは、愛知県出身、現在は名古屋市在住、
美しいと有名な妻と可愛いと有名な娘と暮らしており、30代前半の会社員。
妻とは22歳に出会い、6年の交際を経て、2017年に結婚。2019年に第一子が誕生。
高卒で大手自動車メーカーA社に就職、
その後、健康ビジネスに参入するため東京で3年間の経験を経て、現在に至る。
 
幼少期は、決して裕福とはいえず、6人兄弟の末っ子として、
一風変わった家庭で育ったこともあり、「家族の愛情」に関するストーリーにはとても弱い。
高校時代に顔面麻痺、失聴する危険の病にかかり、
20代には毎月のように発熱する等の体調を崩していた。
そのため、20代前半から健康に関する本を書店とAmazonで200冊以上購入、
お金が無い時は、大型書店で何時間も立ち読みしていた。
それでも探求心が収まらず、
著者のセミナーや大学教授の講演会参加のために東京、大阪へ飛び、海外からのサプリ購入など、
自身の健康のために投資した額は、高級車1台分の価格を軽く超える程に。
 
現在は、「今(この瞬間)をどう幸せと感じて生きられるか」をテーマに探求しており、
人生に完成はない、と思い、自分の知識と体験を更新し続けている。
そして、2020年を機に、現在に至るまでの知識、体験を発信し始める。
「人生は習慣の結晶である」が信条の一つ。
 
ブログを読むことで、誰か一人でも安心できるのであれば幸いです。
今も私に付き合い、傍に付き添ってくれている妻に感謝。
最大の癒しと価値観の変革を与えてくれた娘に感謝。
そして、現在に至るまでに私を支えてくださった親族の皆様に感謝。
私に関わってくださった全ての皆様に感謝。
皆様のご多幸とご開運を心よりお祈り致します。
ありがとうございました。
 
まさゆき